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サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践
中原 圭介
フォレスト出版 刊
発売日 2008-07-18
オススメ度:★★★★★



経済ルネッサンス以降の資産運用 2008-11-01 著者の基本的考え方は以下のとおりです。

(1)LTCMの破綻、サブプライムショックによって経済学から生まれた金融工学が
   実践的には役に立たないことが明確になった。「経済学の破綻」
   
(2)にも拘わらず、これからの時代では資産運用に明るくなければ、豊かな実りある
   人生は送れない。「自己責任の時代」

(3)従って、金融商品、その金融商品を取り扱っている金融機関、実体経済、世界の
   お金の流れ等の知識を学ぶことは重要であるが、日本の金融教育は遅れている。
  「金融知識の修得」

(4)さらにその先に学んでいくのは、経済学や金融工学ではなく歴史学、哲学、心理学だ。
  「人文科学の有効性」

金融工学のように人間をあたかも物理的な分子のように扱い、(金融工学は熱力学に近い)
確率論で相場を予測するのではなく、人間を人間として観察すればその集積である相場も
予測されるはず。というのが、著者の結論のようです。

本文にも、投資信託、債券等は分かりづらい。FXはレバレッジをきかせることになり
博打と同じ。等々、投資のリスクが人間性の面から多様に語られています。

ジュージ・ソロスの「ソロスからの警告」には、
人間と相場は相互に影響しあい均衡水準にとどまることはない。

アラン・グリンスパーンの「波乱の時代・特別編」には 
現在のリスク管理には、相場上昇時と暴落時の人間心理の違いが考慮されていない。
と書かれています。
(市場原理主義、金融工学専門家のグリーンスパン氏も人間心理について語り始めました)

本著の題名は「サブプライム後の新資産運用」となっていますが、この「サブプライム後」
という言葉は、人間が物理的な分子ではなく、人間として扱われるべきことがわかった後、
すなわちルネッサンス(人間復興)後の資産運用という意味に思えてなりません。
さらに詳しい情報はコチラ≫


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