category:ビジネス誌
内容は良かったが読書論ではない 2008-10-20
前半部の読書の方法や本に対する著者の強い思い入れは十分伝わってきたものの、後半は本の売り方の話が中心になってしまっているため、本題と大きくかけ離れてしまっている感がある。また、これまで他業界に比べ遅れをとっている出版業界のマーケティングの可能性や本屋の売り方の工夫の話はそれなりに興味を引くものであるが、後半部の大部分を占めているため、飽きがきた感は否めない。
読書の方法や本の購入の仕方等「本の読み方」を期待する人は、もっと良い新書がたくさんあるというのが正直な感想である。
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